山中狂人・葉影立直・おじん◆Ojin 公式サイト

                                              

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関西テレビ・夕方のニュース「アンカー」・水曜日に青山繁晴氏の時事解説のコーナーがありました


                                        


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H23年・2011年05月04日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説

◆地震津波からもうすぐ2ヵ月

・まだ暖かい食べ物が食べられない避難所がある。いまだ避難者が背の低いダンボールの仕切りの中に押し込められている

◆東電補償、料金値上げを検討。電力に関する既得権益は、民主も自民も同じ

★政権からの圧力。現場への成果

・福島第一原発事故、現場からの証言への波紋

・青山繁が見た福島第一原発、緊急時対策本部他(映像の一部を再放映)

・4/20政府高官から「今なら入れます」、4/21東電と交渉、4/22福島第一原発構内に立ち入り撮影

・4/25内閣府参事官から電話「なぜ青山は原発構内に入ったのか?」

→「私は政府に意見を言う立場であって、政府から指示される立場ではない」(青山)

・4/27アンカーで放映、4/29ふたたび内閣府参事官から電話「なぜ構内に入ったのか、内閣府の副大臣が聞いておられる」

→青山と副大臣が電話で口論。「圧力をかけてるのか?」(青山)、「そうゆうことではない」(副大臣)

・5/1「副大臣が青山さんの撮影を問題にしようとしている」(政府高官)

・5/2「法的にも、その他についてもまったく問題ありません」(政府高官)

・「まったく問題はない。むしろよい話を聞きました」(司法当局責任者)

★真実の力

・4/27の放送後、困ったことは?

「まったく問題ありません。私は本店とは立場が違います」(福島第一原発、吉田所長)

・福島第一原発、吉田所長が明かした2つの「心配」

@新たな防潮堤の必要性→仮設の防潮堤を6月半ばまでに完成させる計画を東電が発表

A5、6号機の建屋にたまる湧き水→6号機タービン建屋のたまり水120トンを、建屋外の仮設タンクへ移送

・仮設の防潮堤で大丈夫か? 只今問い合わせ中(青山)

・政権交代しても、民主党内に電力関係の既得権益が残ってる

◆ビンラディン殺害、アメリカは裁判よりも一族殺害を選んだ。アメリカの民主主義が問われている



H23年・2011年05月11日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説
◆与党、2次補正予算等未提出のまま、延長なしで国会閉会

・菅首相はやるべきことをせず、延命だけを狙っている

・震災を機に、通年国会にすべき(青山指摘)

◆浜岡原発、津波対策終われば、運転再開

・公にはなってないが、大臣が確約している(青山指摘)

◆政府のエネルギー計画、白紙に

・白紙は決まっていること。それ以外の中味がない

★統治セズ(鳩山内閣と同じ)

・福島原発20キロ圏内、警戒区域内への一時帰宅を開始

・実はおかしい

@2時間滞在の根拠なし

A川内村は汚染地域なのか?

・持ち帰った物品(20キロ圏内に放置されていた)も汚染されていない

・同心円の退去命令が問題

・政権が保身のために、間違いを認めない

・メディアが同心円退去を検証せずに、追認していることも間違い

・浜岡原発停止要請の背景

「4月上旬からアメリカの強いプレシャーがあった」(政府当局幹部)

→浜岡原発が事故を起こせば、米海軍第7艦隊が、母港・横須賀が使えなくなるから

・アメリカはアメリカの都合で圧力をかけている。日本のためではない

「確かに、浜岡原発が停止された場合の試算を経産省内で行なった。

しかしその資料は官邸サイドから要求されていません」(経産省幹部)

・いま「やるべきこと」は…

・福島の被害状況を保安員などの専門家が確認すべき

・新しい安全基準を作成すべき

・浜岡だけを例外にせず、全国の原発すべてを再評価すべき

★永遠の叫び声

・最後まで住民避難を叫びかけた役場の女性職員とその上司

・モラルが高い自衛隊の被災地支援活動。手作業で遺体捜索



H23年・2011年05月18日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説

◆無罪主張の被告に無期懲役(実際には出所の可能性アリ。実質の無期ではない)

・不可思議な判決。何のために死刑があるのか、裁判官に迷いがある(青山指摘)

◆工程表見直し。メルトダウン発覚後もスケジュールに変更なし

・汚染水での冷却は米仏にも経験なし。日本の技術でやった方が良い

◆参議院予算委員会、青山氏が参考人として答弁

Q.どこまでが天災で、どこからが人災か?

A.天災は津波と地震の被害のみ。水蒸気爆発などは判断ミスなどによって起きた人災

Q.総理の原発視察は、現場の作業を妨害したのか?

A.作業にどの程度の影響があったかは聞いてない。首相は官邸の執務室にいるのが適切だった

Q.今後のなすべき対応は?

A.地下水と津波への対策

→工程表に追加、地下水対策、防潮堤建設、職場環境の改善


★ばればれ(内閣の意図は不信任案提出阻止)

・自民党執行部の1人が沖縄訪問を突如キャンセル→内閣不信任案を出すことになったから

「内閣不信任案」を出す動きがあるのは事実です。5月26日からのフランスサミット前に出したい(自民党執行部)

・本当は公明党がついて来ない→6月1日に党首討論会実施で大筋合意

「小沢さんは私に会いたがってるが、あの人と手を組むことはない」(自民党執行部)

→「陸山会」事件の公判、「陸山会側に1億円を裏献金」(証言)

・菅抜き、小沢抜きの連立政治を目指す

★歴史はくり返す

・国難対処のために行動する「民主・自民」中堅若手議員連合、108人が設立総会に参加

→「すでに民主党から40人確保した」(自民党執行部)

・1993年宮沢内閣不信任案可決、総辞職→細川内閣。次期総理未定で総選挙。

・次の総理が誰か不明で不安でも、乗りこえるべき不安。新しい政治を作らないと次へ進めない



H23年・2011年05月25日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説
小沢・渡部が合同誕生会、前原も参加→政界は次の首相は前原と見ている

◆福島原発周辺住民、一時帰宅→いまだ政府は同心円避難の間違いを認めていない

・安全な地域まで、風評被害。世界に間違ったイメージを与えつづけている(青山指摘)

★総理の嘘

・福島第一原発、55分間の「海水注入」中断、その裏で何が?

・20分間のほとんどは菅首相の質問で

「海水の注入で再臨海が起きるのでは」と大騒ぎでした

班目さんは「可能性はゼロではない」と言ったが、菅さんも細野さんも枝野さんも

「海水なら危険性がある」と誤認したようです(政府当局者)

→菅さんは最後に(話を)「詰めろ」と言った→話を詰める間、注入が止まった

・真水の注入停止後、最初の海水注入まで4時間以上の注入中断

・「1号機は3/11、16時頃に炉心損傷を起こした可能性があるので、注入最優先」と、

3/12、12時02分に東電本店から現場に指示があった

→3/12、12時の段階で、東電と現場は「海水注入」で合意していた

・すべて官邸のせいだ。「この日、官邸では「避難指示範囲の拡大」と「アメリカ対応」に手一杯だった(政府当局者)

★出口なし

・総理の嘘は世界からどのように見られているか?

・菅首相は「詰めろ」と言ったことを隠して、「止めろと言ってない」としか言ってない

・3/11、19時03分に原子力緊急事態宣言(枝野官房長官)

→菅首相に原子力災害対応の事実上の全権→情報を知らなかったのは違法(青山指摘)

・調査委員会を内閣官房に設置ではダメ

・超党派による「独立調査委員会」を、国会の国政調査権で設置すべき(青山指摘)



H23年・2011年06月01日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説

◆党首討論〜内閣不信任案

→「鳩山派が賛成するも、反対多数で否決」の模様(青山情報)

◆IAEAが報告書を政府に提出

→IAEAは既得権益を守る組織。核保有国が非保有国を抑制するための組織(青山指摘)

★心が無い

・計画的避難区域「飯舘村」の真実

・政府からの正確な線量の情報提供は?→「全くない。文科省が内緒で測っている」(飯舘村村長)

・「計画的避難」なのに、政府は避難計画も、避難先の準備も、なにもしない

・「全村避難」、村長の目標は2年で飯舘村に帰る

「目標達成」のために→9つの事業所は、従業員(550人)が避難所から通勤することで事業継続

・酪農存続の危機。3000頭のうち避難できたのは150頭

→「政府には大衆の目を非常に気になさる方が多いのではないか」(飯舘村村長)

・政府は、村の防犯隊は認めたのに、牛の世話隊は認めない

・政府は大衆が理解できないことは認めない(支持率UPにつながらないから)

★さらに上手の保身術、混迷の政局をズバリ

・なぜ計画的避難区域の決定が遅れたのか?→同心円避難にこだわり、間違いを認めないままだから

・内閣不信任決議案提出→自民党の狙いは民主分裂

・もし可決すれば、菅首相は衆議院を解散する(公安当局者)

・すでに総務省から被災自治体に選挙準備が可能か、問い合わせ

・総選挙回避のドンデン返し、菅首相抜きで「民・公」連携?(仙谷官房副長官が仕掛人)

・現場に権限を与えれば、日本はよみがえる(青山談)



H23年・2011年06月08日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説
◆菅政権の1年は失われた1年。次の政権は外交の建て直し

◆菅首相は進退のけじめをつける機会が何度もありながら、保身のためにけじめをつけずにきた

◆菅政権はもって今月末まで(青山指摘)

★裏切り者は裏切られる

・内閣不信任「騒動」、いまだ解明されない「謎」、可決から一転否決の真相

@なぜ鳩山前首相は、いいかげんな合意を受け入れたのか?

・騒動の謎解きは…「菅首相が仕組んだ“最後の小沢つぶし”だ」(造反グループ幹事役)

Aなぜ代議士会の菅首相演説が「辞意表明」と即座に報道されたのか?

・事前に、マスコミに「代議士会の流れ」がリークされていた。

 NHKのカメラは、鳩山氏が手を上げる前からアップで迫っている(青山指摘)

Bなぜ「大差の否決」の流れができたのか?

・不信任案に賛成する決意の議員(約81人)がそのまま国会で投票するためにホテルに集結していた

・小沢氏は菅の策略を読めていなかった。

 小沢グループの若手は、どう対応すればよいか分からぬまま、大勢に従って否決した(造反グループ幹事役)

Cなぜ夜10時に首相会見が行なわれたのか?

Dなぜ報道は謎を解明しないのか?

★捨石の覚悟

・菅抜き&小沢抜き「大連立」の行方は…

・大連立のカギを握るのは…岡田幹事長(岡田幹事長が大連立を妨げているという意味で)

・岡田幹事長の考え…、大連立はやりたい。しかし解散権を自民党に渡したくない

・本当のキーパーソン、仙谷氏が幹事長になるかどうか

・政界再編につながらない大連立には反対。また参議院は大連立に冷ややか(民主党幹部)

・大連立にはメリットがない(自民党幹部)

・期間限定の救国内閣が必要。今の世代が捨石になって、次世代に良い政治を渡そう(青山談)

◆福島第一原発1、2号機で停電→重量車両の通行による断線では?(青山指摘)

◆中国艦隊が日本の排他的経済水域を通過→領海侵犯ではないが、政府は理由を問うべき

◆中国・北朝鮮が合同で娯楽施設→中国は北朝鮮に経済の開放の迫っているが、北朝鮮は体制維持のために開放を拒んでいる



H23年・2011年06月15日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説

◆仮設住宅入居後の被災者の生活不安

・仕事もないのに自立できない。仮設では生活できない

・国会議員が被災者の声を聞いても、提言がどこかに消えてしまい、政府に届かない

◆国会延長&菅首相の退陣めぐり与野党攻防

・菅首相は歴代首相の中で、もっとも地位に執着している

・民主党はなぜ議員総会を開かないのか?

◆半歩前進、汚染水の浄化システム、あさってにも本格稼動

★島が命

・世界が注目、アジアで戦争の危機。中越戦争!

・世界史で、アメリカに戦争で勝った国はベトナムだけ

・ベトナム海軍が南シナ海で実弾演習

・ベトナムが中国に強硬なのは、アメリカと合同軍事演習を行なうから

・カムラン港を再開発し、米軍の拠点へ

・「沖縄・普天間基地の辺野古移設案を断念する条文を盛り込む」(レビン上院軍事委員長)

・嘉手納のF15戦闘機部隊をグアムへ一部移転。嘉手納は空軍と海兵隊の共用へ

・F15はグアムを拠点に、朝鮮とベトナムの両方に対応させる

★まるまる統治セズ

・「中国の南シナ海での動きは、尖閣諸島への布石だ」(防衛省、自衛隊幹部)

・「台風シーズンに中国漁船が難破を免れることを装い、尖閣諸島に上陸するのではないか?」(防衛省、自衛隊幹部)

・安全保障会議を開け!(青山提言)

・アジアに戦争の危機が迫っている!、開戦の確率は40%(青山指摘)



H23年・2011年06月22日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説
◆今日は東京の関テレスタジオから中継

・福島第一原発、汚染水浄化システム

→仏アレバ社も米キュリオン社も、互いに企業秘密をかかえながら作業している

・初期のトラブルは想定内のこと

★一番つらいことから向かい合う

・問題山積みの汚染水処理

・無契約の契約、政府は金額を決めずに仕事を発注

「事前の契約なしに日本が汚染水処理を仏アレバ社に要請したことは事実」(仏政府高官)

「処理システムはアレバ社だけでなく、米のキュリオン社や日本の東芝、日立も参加している。

支払われる金額のうち、我々は10%しか受け取らない」(仏政府高官)

・東芝→米キュリオン(セシウム吸収)→仏アレバ(沈殿)→日立(淡水化)

・想像を絶する「高レベルの放射性物質」が生まれる

・どうする? 放射性廃棄物の最終処理

「フランスも、他の国も引き受けないだろう。

仮に外国に引き受けさせれば、世界における日本のイメージは最悪になる。

低レベル放射性廃棄物は六ヶ所村に移せるのではないか。

しかし高レベル放射性廃棄物は現場(福島原発)で最終処分するしかない。

地層をよく調べて、粘土層を活用するしかない」(仏政府高官)

★何年かかるのか?

「カメラを原子炉の中に入れるだけで5年かかる。溶けた燃料棒を取り出すのに10〜15年」(仏政府高官)

「2年で村民が戻ることができなければ、村は消滅する」(飯館村村長)

・困難な現実から目を背ける菅政権

「新政権は現実から目を背けるのか、背けないのか。国民は声をあげよう」(青山指摘)



H23年・2011年06月29日の「アンカー」、青山繁晴氏の時事解説
◆海江田経産相が佐賀県を訪問。地もと首長と会談

・総理と経産相の意見は合っているのか?

◆菅首相「脱原発」争点に、解散・総選挙を示唆

・中央の政治が復興の足を引っぱってる

★みんなに緊急提案

・政治と被災地の現実をズバリ!

・復興住宅をめぐる新たな問題、被災自治体に重くのしかかる高台移転の負担金,、

 災集団移転促進事業は、国の負担が4分の3のはずが…

→南三陸町の高台移転事業費の分担、南三陸町1000億円、宮城県1100億円、国600億円

・菅さんらしい、やりかただ。狂ってるわけじゃない(青山指摘)

「菅さんは自分をヒーローだと思っている。

 そのわけは、浜岡原発の停止要請から“菅おろし”が始まったと思い込んでいるから」(首相側近)

・失敗の閣僚交代人事、細野、松本、亀井、浜田

・松本復興相は控えめ。菅首相よりも目立たない。参議院を紛糾させ、法案が通らないようにするために、参院自民党から1本釣り

・ここが失敗→亀井補佐官は「内閣の一致」に束縛されない。発言は自由、フリーハンド

・菅首相「解散」を否定せず。「エネルギー政策をどのような方向に持っていくかは、次期国政選挙でも最大の争点になる」(菅首相)

★穴ねらい

「本気で“脱原発解散”をするつもりだ。ギリギリで勝てると思っている」(日本の情報当局者)

「総選挙の準備はしている」(総務省幹部)

「総選挙なんて、とんでもない」(南三陸町・町長)

・被災地の声を無視した延命のための政治

・憲法は辞めない首相を想定していない。解散を止められるのは民意だけ(青山提案)

◆中国人船長、再び不起訴に…

→もう一度、検察審議会→再び「起訴相当」となれば強制起訴→起訴状を中国の船長に送ることになる

・中国政府が妨げても、船長に届くまで、何度も起訴状を送るべき。日本の外交姿勢をつらぬくべき(青山指摘)